F1第9戦ドイツGPは、金曜午後にフリー走行の2回目が行われ、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。2番手はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手にはジェンソン・バトン(ブラウンGP)が入った。トヨタはヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックは15番手、ウイリアムズの中嶋一貴は9番手で初日の走行を終えている。

 現地時間午後2時から始まった2回目のフリー走行も朝のセッションと同様に曇り空のもとでスタート。気温12℃、路面温度は20℃とコースコンディションは依然として厳しく、フェラーリチームではセッション開始直後に再び雨が降り始めるとの情報がドライバーへと伝えられた。

 そうしたなか、各ドライバーはコースオープンとともに周回を重ね、早々とタイムをマークしていく。直後、予想されていた雨も落ち始めるがコースに影響が出るほどではなく、ドライタイヤでの走行もすぐに再開される。ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)は開始8分のところでスピンを喫しバリアにクラッシュ、マシン右側にダメージを受け走行を断念した。

 序盤から中盤にかけては天候も持ち直して各車順調に周回を消化していく。ここでは各ドライバーのタイヤ選択も別れ、柔らかい側のスーパーソフトと固いミディアムタイヤを履くマシンが混走するかたちに。1回目のトップのマーク・ウエーバー(レッドブル)はスーパーソフトを装着、1分32秒台のタイムでセッションをリードし、2番手に続いたトゥルーリ、3番手の中嶋一貴も同じタイヤを選択している。その後もスーパーソフトを履いたバトンがウエーバーのタイムを更新するなど、各車のタイムは徐々に拮抗していった。

 セッションは残り30分、ここでレッドブルのベッテルが1分32秒342をマークして一気にトップへと浮上してくる。ベッテルは朝のセッションでマシントラブルに見舞われていたが、このセッションでは多くの周回を重ねるなどマシンに問題はない様子。残り10分を切ってトップの座こそ奪われたものの、最終的には2番手で初日の走行を終えることとなった。
 一方、初日の最速タイムをマークしたのは今回KERSを搭載するマクラーレンのハミルトン。1分32秒149とベッテルを0.182秒上回って第4戦バーレーンGP以来のセッショントップに。フリー走行2回目では今季初のトップタイムと、ここ数戦とは違い期待の持てる走りを披露した。

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