2012年F1第10戦ドイツGP予選の公式予選Q2は、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。ザウバーの小林可夢偉は13番手でQ3進出はならなかった。
セッション開始直前に降り出した雨の影響で予選Q2は全17台が浅溝のインターミディエイトタイヤを装着して早々とコースイン。しかし、時間とともに雨足は強まっていき、タイムアタック中のマシンはあっという間に水しぶきを上げる状態となった。
各車ともマシンのコントロールに苦しむなか、ニコ・ロズベルグが真っ先にフルウエットタイヤにスイッチすると、ミハエル・シューマッハー、キミ・ライコネンらも続いた。一方、ザウバー勢は中途半端に走行を続けてしまい、セルジオ・ペレスもコースオフを喫する。彼らはライバルに少し遅れて2台をピットに呼び込んだ。
しかしセッション終盤は、肝心のコースコンディションがヘビーウエット状態となり、タイヤの排水能力の限界をオーバー。結局、フルウエットを履いたドライバーでもタイムを上げることはできず、序盤の早い段階で有効なタイムを残せなかったフェリペ・マッサ、ロメイン・グロージャンといった上位勢が脱落。小林可夢偉とペレスのザウバー2台もここでノックアウトとなった。