F1ドライバーたちが、ピレリタイヤに関する懸念をFIAに対して示した。彼らは今年のタイヤがデグラデーションが大きいことがもたらす影響を心配しており、これに対し対策がなされるようピレリに協力したいと訴えた。

 最後のF1合同テストが行われているバルセロナで、水曜夜、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)の代表者たちとF1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングがいくつかの問題について話し合いを行った。その中でピレリタイヤについても議論がなされた。

 情報筋によると、会合において大勢のドライバーたちがピレリのデグラデーションの大きさが引き起こす問題やグランプリに与える影響への懸念を表したということだ。
 ドライバーが最も心配しているのは、パフォーマンスの低下が激しいため、プラクティスでの走行が限定されることだという。

 チーム・ロータスのヤルノ・トゥルーリは、英AUTOSPORTに対して次のようにコメントした。
「タイヤの状況、タイヤのデグラデーションについての意見を示した。デグラデーションによって、10周から15周でタイムが5秒落ちてしまうという事実があるし、それによって走行が制限されるという事実もある」
「僕らはもっと走りたい。3周とか5周でデグラデーションが起きてしまう状況では、作業は難しいし走るのも難しい」
「そのためにFIAは今週、金曜に追加セットを持ち込むという決定を下した。ドライバー、FIA、チャーリー……僕らはとてもうまく協力し合っている。ピレリは追いついてくれるだろう。でも今の段階では皆が少し心配している」

 何人かのドライバーたちがピレリタイヤを公然と批判しているが、GPDAとしては状況の改善のためにピレリに協力したいのだとトゥルーリは言う。
「僕らは失望しているのではない。デグラデーションが大きいという事実を指摘しているだけだ。僕が言っているのは、ピレリにはF1での経験が少し足りなかったということだ。これはパドックのすべての人間の考えでもある」
「でもシーズン中に何度かテストができるようになったのは、僕らにとってもチームにとってもいいことだ。彼らは追いついてくるはずだ。でも今の段階では僕らはデグラデーションの大きさに対処しなければならず、レース中に少なくとも3回はピットストップをしなければならないだろう」
「僕らはピレリを批判しているわけではない。彼らはタイヤを供給してくれているのだし、いい仕事をしている」
「でも彼らにもう少し時間を与え、シーズン序盤にサポートを提供すれば、皆の経験によって僕らはすぐにいい対策を講じることができるだろう。そうすれば数戦後にはタイヤの状況がよくなっているかもしれない」

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