IZODインディカー・シリーズに参戦するドラゴン・レーシングが、今季開幕時のロータスエンジンからシボレーエンジンにスイッチし、インディ500のプラクティスでの走行を開始した。
今季、ロータスエンジンを使用するチームのひとつとしてシーズンを迎えたドラゴン・レーシングだが、ロータスが他2チームに対するエンジン供給をストップした後も、供給継続の枠に入っていたにも関わらず、数々の契約不履行を理由にロータスを告訴。460万ドルの訴訟を起こしていた。
訴訟に先立ちエンジンを返却していたドラゴン・レーシングは、他マニュファクチャラーとのエンジン供給に関する交渉を行っていたものの、インディ500のプラクティス開幕には間に合わず。他チームが走行を重ねる中、エンジンが届くのを待つ状況となっていた。
しかし、ついにシボレーとの交渉がまとまったドラゴン・レーシングは、インディカーからのエンジンマニュファクチャラー変更の許可を受け、プラクティス6から走行を開始。セバスチャン・ブルデーがキャサリン・レッグ車のセットアップを担当。さらに、レッグはルーキーオリエンテーションプログラムを受け、フェーズ2まで一気に突破してみせた。
マシンカラーリングについてはロータスカラーだったブルデー車、レッグ車とも大きな変更は受けていないが、ロータスのエンブレムに代わってシボレーのエンブレムが入れられている。