IZODインディカー・シリーズに参戦しているドラゴン・レーシングが、2014年からスタートするEVレーシングカーによる新たなチャンピオンシップ『フォーミュラE』に参戦することを明らかにした。
ロジャー・ペンスキーの息子、ジェイ・ペンスキー率いるドラゴン・レーシングは、すでにフォーミュラEへの参戦を表明しているインディカー・シリーズのライバル、アンドレッティ・オートスポートとイギリスのドライソン・レーシング、チャイナ・レーシングとともに2014年の初シリーズにエントリーされることになった。
「フォーミュラEの創設チームのひとつとしてドラゴン・レーシングが選ばれたことは名誉なことだ」とペンスキーは語っている。
「フォーミュラEは、モータースポーツと自動車産業の将来のビジョンを象徴しており、新世代のグローバルなレースファンに直接アピールすることができる」
ドラゴン・レーシングは、2007年のインディアナポリス500でルクソ・ドラゴン・レーシングとしてデビュー、ライアン・ブリスコーが5位に入った。さらに、チームは2009年にラファエル・マトスを擁してルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得、2010年には元CARTチャンピオンのジル・ド・フェランと提携し、ド・フェラン・ルクソ・ドラゴン・レーシングの名称となった。
この提携は長くは続かなかったが、オーナーのペンスキーは2011年に再びドラゴン・レーシングとしてシリーズに参戦、今シーズンは4度のチャンプカーチャンピオン、セバスチャン・ブルデーとコロンビア人のセバスチャン・サーベドラを走らせている。