9月29日(月)、富士スピードウェイにて本年のマカオグランプリに出場するナイトスポーツRX-8の国内テストが行われ、チームはチェックメニューをこなして行きました。マシンは、真っ赤なソウルレッドにペイントされてより一層個性的な外観となり、ナイトスポーツチューンの13Bターボエンジンの独特なエキゾーストサウンドを富士スピードウェイに轟かせました。

 ドライバーは、9月7日のスーパー耐久岡山ラウンドで負傷し療養していた谷川達也でした。谷川さんは、レース中のクラッシュに巻き込まれ鎖骨と腰椎を骨折する怪我を負いました。その後、病院で手術を受けたのち治癒と体力回復に努めて来ましたが、負傷から3週間後には早くもレースカーのドライバーズシートに座ることができました。テスト項目は、ストレートでのギアレシオチェックと燃料系統の作動確認、エンジンパフォーマンスの調整などでした。RX-8は、午前中に2度30分間ずつの走行枠を走行してメニューを消化し、計画通りにテストを終えました。

 ナイトスポーツの中村英史代表は、「今年こそは念願の優勝をめざし、エンジンのパワーアップとスローコーナーからの脱出加速にフォーカスし、開発を進めてきました。谷川さんが負傷したことで、今年のプランは絶望かと思われましたが、谷川さんからもうやれるから是非テストも走らせてほしいとのオファーを受け、お願いすることにしました。優勝を手にしたいのは僕だけでなく、谷川さんも同じ想いでいてくれたので、とても嬉しいです。しかし、無理はしないでほしいので、マカオに行くまでは体調が万全となるよう引き続き経過を観ていただきます」と語っています。

 この日のテストを終えた谷川さんは、「怪我に関しては、応援していただいている皆さんにご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。鎖骨と腰痛はまだ補強が外せないし、痛みはまだ残っているのですが、本日テストでマシンを走らせることができたので、11月のレースまでには完治すると思います。クルマは、エンジンパワーがだいぶ上がっていることと、ギア比を変えたことで山側の区間での立ち上がり加速にはかなり効果があると思います。メルコヘアピンでライバルに追いついて、海側のストレートでパスしたいと考えています。去年は予選2位の決勝3位だったので、それ以上の成績を目指します」と語ってくれました。

 中村代表は、「エンジン、ギアボックスのオーバーホールを経て、マシンはマカオに向けて10月上旬には出国します。マカオGPのセンターポールに日の丸を揚げたいと思っています。是非皆さんも応援をよろしくお願いします」と語っていました。マカオGPロードスポーツチャレンジは、11月15日(土)に決勝レースが行われます。

http://mzracing.jp/global/1783

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