ザウバーとの契約解除を報じたドイツメディアの報道を、当のニコ・ヒュルケンベルグは否定しなかったという。
ここ最近、財政難が伝えられているザウバーは、エースドライバーであるヒュルケンベルグへの給与遅延を認めており、現在さまざまな方面でスポンサーの獲得交渉を行っているとされている。
彼らには、買収の噂も持ち上がっており、そのひとつにチームスポンサーのチェルシーを所有するロシアの実業家ロマン・アブラモヴィッチの名前も取り沙汰されている。
こうした状況のなか、motorsport.comは、ヒュルケンベルグとマネージャーのヴェルナー・ハインツが契約違反を理由にすでにザウバーとの契約を解除したと伝え、今はヒュルケンベルグが自由にチームを離れることができると報じた。
また、F1ドイツGPが行われたニュルブルクリンクでは、ヒュルケンベルグがロータスチームと交渉を持ったと言われている。
日曜日、ヒュルケンベルグはザウバーとの契約解除の件を問われると、これを否定しなかったという。
「残念ながら、契約の詳細について話すことはできない。ただ、確かに僕は自分の将来をケアする必要がある」と、彼はドイツのテレビ局『Sky』に語った。
ザウバーについては先日、AUTO GPで活躍する日本人ドライバーの佐藤公哉が、今月シルバーストンで行われる若手ドライバーテストでザウバーC32をドライブすると報じらたばかりだ。