ロータスの2014年レースドライバーの有力候補であるニコ・ヒュルケンベルグが、チームからの答えを今月末までに欲しいと語った。一方ロータスはドライバーの決定は急いでおらず、来月初めまで時間をかけるかもしれないと述べている。
今季ヒュルケンベルグはパフォーマンスの劣るザウバーで見事な走りを見せており、来年はロータスかフォース・インディアに移籍するのではないかとみられている。
2014年について決定するための期限をいつごろと考えているかと聞かれたヒュルケンベルグは「将来に関してある程度確かなものを手にしたい。11月になる前にね」と答えた。
「今月末までに決める必要がある。当然期限はある」
「2010年には失敗した。また同じようなリスクを冒すつもりはない」
ヒュルケンベルグは2010年最終戦の後にウイリアムズから放出されることが決まり、翌年はフォース・インディアのリザーブドライバーを務めることになった。
一方ロータスは、新たなパートナー、インフィニティ・レーシングとの投資契約を完全にまとめた上で来季ドライバーを選択したい考えだ。
この契約の遅れにより、キミ・ライコネンはフェラーリへの移籍を決めた。
ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、ドライバー決定はいつぐらいまで引き伸ばすことが可能かと聞かれ「ドライバーが待てる限りだ」と答えた。
「彼らはうちのチームに加入する可能性があることを知っている。だから急ぐ必要はない」
「今はまだ10月上旬で、12月上旬というわけじゃない。あと2、3週間はあると思う。ただ、シーズン後までは待ちたくはない」
「私としてはあと数週間のうちに決定したい。(11月序盤の)アブダビまでと言っておこう」