今週になって、週末のベルギーGPからシーズン末まで、ルノーF1チームはニック・ハイドフェルドの代わりにブルーノ・セナを走らせることに決めたと報じられたが、ルノーは簡単にはハイドフェルドを解雇できないとの報道もなされている。
ドイツのBild紙の報道としてYallaF1が伝えたところでは、ルノーのスポークスマンは「推測に対してコメントするつもりはない」と述べたということだ。また、Auto Motor und Sportは、ハイドフェルドのマネージャーもノーコメントを貫いていると報じている。
Turun Sanomatの報道によると、ルノーは簡単にハイドフェルドを解雇することはできないようだ。同紙はルノーのハイドフェルドに対する支払いが遅れているようだと伝え、また、今季契約に際してハイドフェルドのマネージャーがしっかりした条件を盛り込んでおり、チームがハイドフェルドを解雇した場合には補償金が必要になるとも報じている。
さらに、セナも、ブラジルのスポンサーとの契約が正式に結ばれて初めて、レースシートが与えられるとみられている。
しかしそのスポンサーも今季末まで走るだけの資金を提供するつもりはなく、以前からうわさされていたように、ロメイン・グロージャンがGP2タイトルを獲った後、ルノーに乗ることになるとの推測もなされている。