ニュルブルクリンクサーキットの破産を防ぐため地元政府が支援を行うことを決めたが、これについて欧州委員会が調査を行うことを発表した。
数週間前からニュルブルクリンクが財政破綻の危機にあるとささやかれていたが、地元政府が支援策をとることを決めたと報じられた。
この支援策の中には、利子支払いのスケジュール変更も含まれている。
欧州委員会は、この支援策が市場に関する規約において認められない可能性があるとの懸念を抱き、「関係企業の即時破綻を避けるためのいくつかの財政的手段」の調査に乗り出すと発表した。
「現段階で、委員会は、この手段が市場に関する規約において認められるものかどうか、関連する企業が今後も国からの支援を受け続けることなく存続可能なのかどうかについて疑問を抱いている」と声明に記されている。
声明には、ニュルブルクリンクは2008年にも危機に陥り、支援を受けた可能性が指摘されている。EUの規則においては、財政危機に陥った企業に対する地元政府による支援は10年に1度に限られるということだ。
ニュルブルクリンクでは来年ドイツGPが開催される予定となっており、グランプリが無事行われるかどうか懸念が生じている。