ニック・ハイドフェルドが、今週末のベルギーGPからブルーノ・セナと交代する可能性があるとの報道がなされている。
ハイドフェルドはけがをしたロバート・クビカの代役として今季ルノーF1チームに加入したが、チーム上層部は期待したほどのパフォーマンスを見せていないとして彼に対する不満を口にしている。
今週月曜夜の時点では、ルノーはハイドフェルドとセナの交代についてノーコメントの姿勢をとっているが、チームはベルギーGPからセナをレースに出場させたいと考えているのは確かだとみられている。
BBC解説者のエディー・ジョーダンは、月曜夜、今季末までセナをハイドフェルドの代わりに走らせるという取り決めはすでになされていると語っている。
しかし交代がまだ決定したわけではないとの見方もある。ハイドフェルドは、ルノーを離脱した場合、他にF1シートを見つけられる可能性はきわめて低いことを理解しており、チームを離れることに難色を示しているともいわれている。
また、ベルギーでルノーは新たな空力アップデートを持ち込むため、ハイドフェルドは、この一戦でいい結果を達成できる可能性があると期待している。
ハイドフェルドとチームの契約において、現時点での解雇が可能なのかどうかも不明だ。ハイドフェルドはチームメイトのビタリー・ペトロフより2ポイント多い34ポイントを獲得し、現在ランキング8位につけている。
しかしハイドフェルドとチームが交渉を行っているのは確かなようで、決定が下されるのはベルギーGP直前になる可能性もある。