2012年からDTMドイツツーリングカー選手権に復帰、参戦することを正式に発表したBMW。すでにプロジェクトチームも組まれ、ドライバー選考の候補者を集めているところだというが、その中に、今季BMWザウバーからシーズン終盤戦に参戦したニック・ハイドフェルドが含まれているのではないかと噂されている。
ハイドフェルドは現時点では、F1の世界に留まる事を強く希望している。しかし、オートビルドに対し“クイック・ニック”は「もちろんF1でのキャリアが終わったとは思っていないが、長期的にBMWがすすめるDTMのプロジェクトに参加することも魅力的だよね」と興味を示唆している。
以前、BMWがザウバーと組んで参戦していた時からのドライバーだったハイドフェルドは、BMW モータースポーツとの絆、そしてドイツでの知名度は高く、BMWの候補者リストの中に入っていたとしても不思議はないだろう。
BMWがDTMに参戦する時のその他の候補者には、WTCCで3度のチャンピオンに輝いたアンディ・プリオール、そしてプリオールとともにBMWチームRBMから参戦しているアウグスト・ファルファスも有力な候補者だと言われている。
BMWは、DTM用のM3を来年の6月にロールアウト予定だという。その時までにドライバーが決定するのかは現時点では不明ではあるが、いずれにせよBMWのDTM復活に相応しい豪華なドライバーラインアップが予想されている。