ニック・ハイドフェルドが、DTMが開催されるオッシャースレーベンを訪れたことを明かした。来季DTMへの転向の可能性もささやかれているハイドフェルドだが、彼自身はあくまでF1のシートを狙うと述べている。
18日、ハイドフェルドはtwitterで次のようにつぶやいた。
「今週末はオッシャースレーベンのDTMに行って、ティモに会った。ここは楽しいけれど、僕は今も2012年にはF1に乗ることを一番に考えている。来週はシンガポールに行く予定だ」
ハイドフェルドは今季ロータス・ルノーGPでロバート・クビカの代役を務めていたが、ベルギーGPでブルーノ・セナと交代、チームを離脱した。
「いくつか(来季F1の)シートはあるけれど、そう多くはない」とハイドフェルドはドイツの放送局ARDに対してコメントしたとSPEEDが伝えた。
「でもF1のシートを獲得するチャンスがある限りは僕は諦めない」
ハイドフェルドは、シンガポールGPで来年の状況について聞いて回るつもりだと述べている。
元BMWドライバーのハイドフェルドは、BMWで来季DTM参戦を果たすのではないかとの推測も持ち上がっている。しかし彼は、あくまで第一希望はF1への復帰だと述べた。
「DTMでの将来の可能性について推測したくはない。もちろん交渉はしているけれど、それについて話すのはまだ早い」
「DTMは最高峰レベルのモータースポーツだ。でも僕の目標は来年もF1に乗ることなんだ」
「今年は思ったような展開にならなかった。でも僕が今までのキャリアで達成したことは、いい評価につながっていると思う。残念ながらほとんどのシートが決まってしまっているけれど、いいシートを獲得できるよう努力するよ」