ニック・ハイドフェルドが2011年にザウバーに復帰するかもしれないといううわさがささやかれている。また、彼はF1でレースシートを獲得できなかった場合にはDTMに参戦するとの説もある。
今シーズンを前に、マクラーレンやメルセデスとのレースドライバー契約をうわさされていたハイドフェルドだが、結局はシート争いに敗れ、メルセデスのテスト&リザーブドライバーとなった。来季は実戦に復帰したいとするハイドフェルドだが、フェラーリ、マクラーレン、レッドブル、メルセデスのラインナップは変更されない見込みで、彼自身、「(2011年の)トップ10のシートはもう埋まってしまった」と述べている。
ドイツのビルト紙は、ペドロ・デ・ラ・ロサが今季限りでザウバーを去り、ハイドフェルドが同チームに復帰するのではないかと報じている。ハイドフェルドは昨年までBMWザウバーに所属しており、ペーター・ザウバーはハイドフェルドを手放すべきではなかったという意見が今も多く聞かれている。
現在33歳のハイドフェルドは、以前、「2011年までにはレースに復帰したい。でもF1でなければだめなんだ。DTMやル・マン24時間に出るには僕はまだ若すぎると思うよ」と語っている。しかしザウバーと契約できなかった場合には、F1のテスト&リザーブドライバーを続けながらDTMに参戦するのではないかとも言われている。