メルセデス・ベンツ・モータースポーツのバイスプレジデントであるノルベルト・ハウグは、今オフ2度のDTMテストを行ったデイビッド・クルサードと参戦に向けて前向きな交渉にあることを明かした。
DTM.tvのインタビューに応じたハウグは、今季クルサードがDTMに参戦する可能性について聞かれ、次のようにコメントしている。
「彼がDTMに大きな熱意を抱いていることを快く感じている。すでに彼は2回にわたるDTMのテストを実施している」
「我々はデイビッドがF1ドライバーとして活動している最中、これらのテストについて早くから同意していた。彼にはDTMで走ってほしいと思っている。シリーズの現場に幾度となく足を運んでおり、何より10年間もDTMマシンをドライブすることを思い続けている」
「我々はようやく彼にその機会を提供できる立場に立つことができた。現在デイビッドとは互いに良い答えを見つけられるよう、その可能性を探っている」
「私としては今後思いもかけないポジティブなことがあると感じているよ。ただ現段階ではどんな約束もできないがね」
もうひとり、その去就が注目されるラルフ・シューマッハーについては、「契約はもう間もなくといったところだ。ラルフは引き続きDTMで走りたいと考えている。我々としても今の協力関係を続けることに望みを持っている。決まり次第発表されるだろうが、まだ合意には至っていない」とハウグは語っている。
