メルセデス・ベンツ・モータースポーツ・バイスプレジデントのノルベルト・ハウグが、マクラーレン・メルセデスは今のところ期待どおりのパフォーマンスを発揮できていないと認めた。
シーズンオフのテストで当初は好タイムをマークしていたMP4-24だが、現在行われているバルセロナ合同テストでは下位に沈み、初日は最下位10番手、2日目は9位、3日目も再び最下位という結果となっている。
マクラーレンがライバルたちに遅れをとっているのは空力面であり、ディフューザーかリヤウイングが問題であると見られている。これまで少なくとも2度、マクラーレンはボディワークにおける空気の流れをチェックするため、グリーンの液体をつけてテストを行っているという。
多くのチームが今週のバルセロナでシーズン前のテストを終えることになっているが、マクラーレンは来週4日にわたるテストをヘレスで行うことを決めている。
「我々が期待している位置まで到達していないのは明らかだ」とハウグはドイツのビルト紙に明かしている。
「テストが禁止され、シーズン中の開発はこれまでより困難になる。だが、不可能というわけでは決してない」
しかし、フェラーリのキミ・ライコネンは、シーズンが開始した時にライバルであるマクラーレンが遅いとは限らないと主張している。
「彼らが問題を抱えているのかどうかも知らないし、何をしているのかも分からない」とライコネンはイタリアのラ・ガゼッタ・デロ・スポルト紙に対し、バルセロナテスト中に語っている。
「(メルボルンまで)2週間待ってからの方が、各チームのポジションを判断しやすくなるだろう。確かに彼らは過去のシーズンオフと比べると速くはないが、だからといって彼らが開幕戦で速くないということにはならない」
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ハウグ、マクラーレンの不調を認める
