ノルベルト・ハウグが、メルセデス-ベンツ・モータースポーツの責任者の座を退くことが発表された。
13日、メルセデスは、ハウグと役員会の双方の合意の上で、ハウグの契約が2012年末で終了することが決まったと発表した。
ハウグは1990年10月1日から約22年にわたってメルセデス-ベンツ・モータースポーツ部門を率いてきた。その間、メルセデスとそのパートナーはF1で6つのタイトルを獲得、87勝を挙げ、DTMでも多数の勝利とタイトルを獲得してきた。
しかし2010年にF1にワークス参戦して以降の3年間では期待したような結果は出せず、1勝を挙げるにとどまった。
「この約22年間について、世界で最も優れた自動車会社に対して感謝したい。私は一瞬たりとも情熱を失うことはなかった」とハウグは述べている。
「特に私の活動を常に信頼し自由を与えてくれた役員会に感謝の言葉を捧げたい」
「1991年以来、我々は素晴らしい成果を上げ、数々の勝利を勝ち取った。すべての同僚たちに感謝する」
「残念ながら、2010年にF1ワークスチームを立ち上げて以来、2012年に1勝を挙げたのみで、我々は自分自身の期待に沿うことができなかった。しかし我々は今後の成功に向けて正しい方向に進歩してきた。我々のチームとドライバーたちは目標を達成するために全力を尽くすだろう」
ダイムラーAGのCEO、ディーター・ツェッチェは次のようなコメントを発表した。
「ノルベルト・ハウグは、20年以上にわたりメルセデス-ベンツ・モータースポーツ・プログラムの顔だった。彼はこの間、自身の足跡を残し、中でもハイライトとなるのはシルバーアローのF1復帰の成功を率いたことだ。役員会とモータースポーツファミリー全体を代表し、スリーポインテッドスターに対して多大なる貢献をしてくれたノルベルトに感謝したい」