ミカ・ハッキネンが、今週モンテブランコで開催されるDTMのテストに参加し、新しいメルセデスCクーペをドライブすることが明らかになった。
1998年と99年にF1ワールドチャンピオンを獲得しているハッキネンは、2007年をもってレースドライバーとしてのキャリアを引退していたが、先月に中国・珠海で開催されたILMCの一戦でメルセデスSLS GT3を駆って久々にレースの世界に復帰。今週火曜日には、2005年から3年間参戦していたDTMのマシンでテストを行うことになった。
「2012年の規則を見渡し、“旧”DTM AMGメルセデスCクラスと“新”DTM AMGメルセデスCクーペで何が異なるかを知る必要があると思った」と43歳のハッキネンは語っている。
「新しいDTM AMGメルセデスCクーペをテストする機会をくれたノルベルト・ハウグとHWAのゲルハルト・アンガーにとても感謝している」
「新しいメルセデスをドライブする機会は、いつだって僕の楽しみのひとつだ」
メルセデス・ベンツ・モータースポーツのバイスプレジデント、ノルベルト・ハウグは、このテストがハッキネンのシリーズフル参戦復帰につながるものではないと述べている。
「彼は1995年以来、メルセデス・ベンツファミリーの一員で、マクラーレンと共に2度のF1ワールドチャンピオンを獲得し、さらにDTMでも成功を収めてきた」
「このテストはミカと我々の両方が望んだものだ。だが、彼がマシンをテストするという事実以上の結論を導き出すべきではないよ」
メルセデスは、その他にもゲイリー・パフェットとジェイミー・グリーン、クリスチャン・ビエトリスがテストでマシンを走らせることを認めている。