マクラーレンのルイス・ハミルトンは、次戦バレンシアでフェラーリからF1復帰を果たすミハエル・シューマッハーとの対決を大いに歓迎しているようだ。ハミルトンは、この予期せぬ機会について“名誉”であり、自身への“恩恵”であると語った。
昨年のワールチャンピオンであるハミルトンは、過去7度のチャンピオンに輝いたシューマッハーと初めてF1の舞台で相対する。フェラーリはハンガリーGPで負傷したフェリペ・マッサの代役として来月のヨーロッパGPでシューマッハーを起用することを正式に発表した。
ハミルトンは、シューマッハーがF1から引退することを決定した直後の2007年にF1へデビュー。彼は以前、このスポーツで最も成功を収めたシューマッハーと対決できなかったことについて、「残念だった」と語っている。
ハンガリーで久々の勝利を手にしながらタイトル防衛の望みはほぼなくなっているハミルトン。それにもかかわらず、彼は偉大なドイツ人と同じグリッドにつけることを早くも楽しみにしているようだ。
「シューマッハーはF1で最も偉大なドライバーのひとりだ。彼自身が伝説であり、そのドライバーと同じF1の舞台でレースをできることは非常に素晴らしい」とマクラーレン・メルセデスのドライバーはBBCスポーツに対して語っている。「全世界が、バレンシアでコクピットに収まる彼の勇姿に注目するだろう」
「誰もがシューマッハーに魅了されるだろうね。グランプリへカムバックするにあたり彼がどんな準備してきたのかということはもちろんだが、彼と初めてレースができること、これは僕にとってすごく名誉なことであり自分への恵みのようなものだね。彼の調子が良いことを望んでいるよ」