マクラーレンのルイス・ハミルトンは、午後のフリー走行でピットエントリーの白線をカットしたとしてペナルティ対象に問われている。
タイトル獲得の可能性をわずかに残すハミルトンは、初日午後のフリー走行でライバルたちを抑えて見事最速タイムを記録し、初日をトップで終える上々のスタートをきった。
しかし、セッション中にブルーノ・セナ(HRT)を横切るかたちでピットに進入したハミルトンは、その際にピットエントリーの白線をカットしてしまい、この行為はスチュワードの審議の対象にされてしまった。
幸いにもハミルトンへの処分は叱責に留められたが、あまりにアグレッシブすぎる行為は抑えなければならない。なぜなら彼がチャンピオンになるには、自身の優勝が絶対条件で、さらにフェルナンド・アロンソが11位以下、マーク・ウエーバー6位以下、セバスチャン・ベッテルが3位以下となる必要があるからだ。
なお、マクラーレンは同じセッションでジェンソン・バトンがピットレーンのスピード違反を冒したため、1000ユーロ(約11万円)の罰金を科されている。