マーティン・ウィットマーシュが以前に予想した通り、ルイス・ハミルトンが古巣マクラーレンに早くも復帰を果たした。
チームオーダー論争で持ちきりとなったマレーシアGPで、メルセデスドライバーのハミルトンは最初のピットストップでマクラーレンにまさかのピットインを決めた。
幼いころからマクラーレンのサポートを受けてきたハミルトンは、2008年にマクラーレンのドライバーとしてF1チャンピオンを獲得。しかし彼は今年、6年間を過ごしたマクラーレンからメルセデスに移籍。新たなスタートを切ったハミルトンは、その変化にうまく対応していると思われていた。
だが、日曜のセパンで、恋人のニコール・シャージンガーが見守るなか、移籍後初、通算50回目の表彰台フィニッシュを飾ったハミルトンは、レース最初のピットストップでメルセデスのふたつ前に位置するマクラーレンのピットボックスに誤って入り、セルジオ・ペレスを待ち構えていたかつてのチームクルーに軽くスルーされてしまった。
「何が起こったのか分からないんだ。チームは非常に似ているように見えるからね」と、ハミルトンがBBCに語ったと、YallaF1が伝えている。
「僕はそのピットボックスに長い間止まってきたんだ。簡単なミスだったけど、今度は間違えないようにしたいよ」
一方のマクラーレンは、公式Twitterでハミルトン(@lewishamilton)を次のようにからかっている。
「いつでも『やあ』と言って、自由に立ち寄ってよ」
このシーンは、国際映像でもライブ配信され、シャージンガーのユニークなリアクションとメルセデスクルーの意味深なサムアップも合わせてリプレイされた。