来週行われるF1マレーシアGPで、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンは「より実際に近い今季のF1の勢力図をお見せできるだろう」と語っている。
ハミルトンは開幕戦のオーストラリアで、予選ポールポジションと優勝を果たしたセバスチャン・ベッテルには及ばなかったものの、2位でフィニッシュ。しかしベッテルとのギャップは大きく、ベッテルの今季独走を予感させるものだった。
しかしハミルトンは、セパン・サーキットでのマレーシアGPでは、より現在の勢力図をはっきりと表すレースになるだろうと語る。
「メルボルンでなかなかいいレースをみせることができたからね。マレーシアではまたいい成績を残せると思うんだ」とハミルトン。
「アルバートパークもいいコースだったけど、セパンのようなサーキットでは、よりマシンの違いが明白に出るはずだ。それに、セパンではKERSとDRSを使うのがすごく楽しみなんだよ。一気にマシンがセンセーショナルに変化して、システムを作動させている時は素晴らしい体験をできる。特に予選ではね」
「チームはメルボルンで起きたフロア脱落について調べてくれている。もちろんレッドブルがメルボルンで全力ではなかったことは、我々のボスのマーティン・ウィットマーシュも知っている。でも、彼はマレーシアでの週末をエンジョイできることを確信しているんだ」
「メルボルンでは僕らはトップ争いに加われるなんて思っていなかった。でも、アップデートが予想通りに働いてくれて、このパフォーマンスならセパンで戦えるって確信したんだ。まだトップとはギャップはあるけれど、僕らの目標はジェンソン(バトン)とふたりでこのギャップを縮めることだ」