ルイス・ハミルトンはマレーシアGP直後、マクラーレンチームの戦略は「最悪」だったと批判、自分は戦うことができなかったと述べた。
ハミルトンは2番グリッドからスタートし、一時はトップのセバスチャン・ベッテルを追ったものの、終盤ペースが上がらず、最後にもう一度ピットインしたことで7位でフィニッシュした。さらにその後、フェルナンド・アロンソとのバトルの中でウェービングをしたために20秒加算のペナルティを受け、8位に降格された。
「レースを通して僕のタイヤはだめになっていった」とハミルトンはBBCに対してコメントしている。
「ピットインが早すぎて、その後のピットインも早くしなければならなくなった。僕らは常に皆より早くピットインし、結局終盤にタイヤが終わってしまった」
「僕はベストを尽くそうとした」とレース直後に語るハミルトンの表情には明らかに怒りが表れていたと、F1SAが伝えている。
「僕は誰よりも早くピットインをして、その後につけたタイヤは間違っていた。最悪の戦略だった。僕としては何もできなかった」
マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ハミルトンはすでに落ち着いており、すべての情報を得れば不満もなくなるはずだと述べた。
「ルイスはレース直後に自分の意見を率直に述べた。だがもう笑顔になった。レースを振り返り、全体の状況を知れば、彼は違う意見を持つはずだ」