2011年F1中国GPの土曜予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは3位、ジェンソン・バトンは2位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 予選3位
金曜夜にとてもポジティブなセッティング変更をして、今日はマシンにかなり満足できるようになった。予選でジェンソンと僕はとても接戦で、ふたりとも上位につけることができた。ジェンソンはいい仕事をして僕より前のグリッドを獲得したけれど、僕はレースにオプションの新品を残すために予選でのペースを少し犠牲にしたんだ。僕らはQ3では1回の走行にとどめようと決めた。もちろんそれによるダメージはあったけれど、逆に明日はフレッシュタイヤを1セット使うことができる。先週のマレーシアではレースでフレッシュタイヤを持っていることの重要性を思い知った。今日の戦略によって、僕はレースでのチャンスが大きくなったはずだ。フレッシュタイヤを1セット持っているのはいつだって有利だからね。だからすべてをうまくやれるだけのオプションタイヤを確保しておきたかった。明日のレースの終盤にニュータイヤを履くことができるというのはかなりポジティブだし、タイヤの寿命という問題においても助けになるだろう。
ジェンソン・バトン 予選2位
Q2の後、僕らは今日はポールを狙えると思った。でもセバスチャン(・ベッテル)の最後のラップタイムを見ると、現実的には2位が精一杯だったということだ。それでもトップ3に2台そろって入れたのは素晴らしいことだよ。今日はパッケージの力を最大限に引き出せた。昨夜の間にマシンにいくつか改善を施した。レッドブルに挑戦するにはまだ改善しなければならないエリアが残っていると思う。でもガレージとファクトリーで働いてくれている皆に心からお礼を言いたい。彼らは本当に頑張って今後数戦のためのベースとなるマシンを用意してくれた。これは僕にとって今季ベストグリッドだ。今日の午後、マシンはとても安定していたし、僕はマシンの力をすべて引き出せた。明日に関しては、予選よりレースペースの方がレッドブルとの差は多少小さいと思う。このグリッドポジションからならいいレースができるよ。