シーズン前の最後のF1テストを終えたルイス・ハミルトンは、メルセデスは今年優勝を飾ることができるだろうとの考えを示した。この日ハミルトンは今年のバルセロナでの最速タイムを記録した。
バルセロナテスト3日目はドライコンディションの下で行われ、ハミルトンは117周を走行、1分20秒558のベストタイムをマークした。このタイムはこの日の全体のトップであり、バルセロナでの2回のテストを通してここまでの最速タイムでもある。
ハミルトンは午前中はソフトタイヤでショートランを繰り返し、午後には空力とタイヤのテストを目的としたロングランに集中した。
この日でハミルトンはテストを終了、翌日の最終日にはニコ・ロズベルグが作業にあたる。
マクラーレンからメルセデスに移籍したハミルトンは、これまでは今年は勝てるとは思っていないと繰り返し述べていたが、最後のテストを終えて、その考えを変えたようだ。
「今シーズンの間に1回勝つことができるのは間違いないと思う」とハミルトン。
「少なくともそう願っている。でもそれがいつなのかは分からない」
ハミルトンは、この日のトップタイムはそれほど大きな意味を持たないが、メルセデスが前進しているのは確かだとコメントした。
「特に感動するようなものではないよ」と彼はこの日のタイムについて語った。
「皆それぞれのプログラムに従って作業していて、燃料搭載量が違う。だからテストの一日にすぎない」
「改めて現実的に考えて、僕らにはまだやるべき仕事が多いと認めることが大事だ」
「でもメルセデスがとてもいい仕事をしているのは確かだ。エンジン部門でもクルマに関してもね。去年よりはずっといいのは明らかだよ」