バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト4日目最終日、ルイス・ハミルトンがメルセデスW05で走行を行った。
午前中にメルセデスはギヤボックストラブルに見舞われたため、ハミルトンは12時40分に最初の走行をスタート、しかしその後は順調に周回を重ね、セットアップ評価、予選シミュレーションなどを行って、合計70周を走行、1分33秒278でこの日のトップとなった。
「多くのことを学べて全体的にいいテスト期間だった」と振り返るハミルトンは、トラブルに苦しむレッドブルに関し、信頼性さえ確立できればマシンは速く、強力なライバルになるだろうと語った。
最後のテストの後半2日間を走ったセバスチャン・ベッテルは、レッドブルRB10は信頼性に問題を抱えているだけでなく、速さもないと述べている。
「彼らは驚くほど美しいマシンを持っていると思う」とハミルトンはRB10のデザインを称賛した。
「普通、マシンが美しければ美しいほど速いものだ。だから今年の彼らのマシンはかなり速いはずだよ」
「エンジンの問題、あるいは彼らが苦労しているシステムの問題を解決できれば、彼らはこれまでどおり、簡単には倒せない相手になるだろう」
「セバスチャンはワールドチャンピオンだ。だから誰もが彼をターゲットとして考えている」
「ただし僕のチームが強いことも分かっている。僕らが彼らと戦えることを願っている」
「かつてないほど奇妙なプレシーズンだった。チームの序列を判断するのがこれまで以上に難しい」
「これから学ぶべきこと、まだ対処していないことが山ほどある」
「だからレースウイークエンドに入っても、金曜はテストのようになるだろう。これから改善する余地がたくさんあるんだ」
「どのチームもミスをするはずだ。僕らが一番ミスが少ないことを願っている」