2011年F1シンガポールGPの土曜予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは4位、ジェンソン・バトンは3位だった。

■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 予選4位
 予選の3セッションすべてで僕にはいろいろなドラマが起こった。まずQ1では縁石に乗ってフロアのパーツにダメージを負った。でもメカニックたちが頑張って直してくれたから、マシンは次のセッションで走れる状態になった。全力を尽くしてくれた彼らに心からお礼を言いたい。
 Q2終盤になぜタイヤがパンクしたのか、まだはっきりとは分からないんだ。ターン10の縁石を乗り越えたら、タイヤのセンサーが突然の内圧低下を検知した。縁石からかなりの数のボルトが飛び出しているから、それが原因じゃないかと思っているけれど、はっきりとは分かっていない。
 Q3の終盤、給油のプロセスに問題があった。燃料を入れるのに時間がかかり、結局時間切れになって、最後の走行に出られなかった。でもそれもレースの一部だし、時にはそういうことも起こる。幸いQ3の最初の走行はとてもうまくいったんだ。それでももっといいタイムを出す余地はあったと思う。フェルナンド(・アロンソ)の後ろで少しロスしたからね。最終セクターで彼のマシンに1秒差以内にまで接近してしまった。だからQ3でもう1回走れたら、最終セクターでもう少しタイムを削れたかもしれない。
 でも全体的にみて4番手はそれほど悪くない。それにもっと速く走れるポテンシャルがあるというのが一番心強いよ。フロントロウも可能だったと思う。1コーナーまでの距離は短いから、最初のブレーキングポイントまでの間にオーバーテイクをするのは簡単ではないだろう。僕としては、明日のレースではスタートよりもタイヤのケアの方が重要だと考えている。

ジェンソン・バトン 予選3位
 昨夜多くの作業を行い、マシンの動きがとてもよくなった。今週末ここまで自分たちが成し遂げたことに満足すべきだと思う。予選では、マシンを3つのセクターすべてでうまく機能させるのが少し大変だった。タイヤにかなり熱を入れるんだが、ファーストセクターでプッシュしすぎると、サードセクターのころにはリヤエンドのグリップが低下するんだ。いいバランスを見つけ出すのが難しかったけれど、かなりいいところまでやれたと思う。ターン1までの距離は短いが、1コーナーでは少なくとも2番手に上がりたい。序盤にセブ(ベッテル)にチャレンジできるようにね。3番グリッドということは、コースのクリーンな側からスタートできることになる。明日はリヤタイヤを労わって走ることが重要になるだろう。長いレースになるよ。シーズン中最も長いレースになるんじゃないかな。ハードでしかも暑い。明日はいろいろなことが起こる可能性がある。すごく楽しみだよ。

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