ヘレステスト2日目、メルセデスのルイス・ハミルトンが、いきなりクラッシュを演じてしまった。
メルセデスでの本格的なテストデビューとなったこの日、新車W04に乗り込んだハミルトンは、15周目のドライサックヘアピンでコースオフを喫した。
ハミルトンのマシンは、タイヤ痕を残しながらコースから外れ、そのままグラベルを突っ切ってウォールにクラッシュ。この影響でフロントウイングとサスペンションにダメージが及んだが、ハミルトンは自力でマシンから降り、マーシャルカーでピットまで戻っている。
このクラッシュについてメルセデスは、リヤブレーキのトラブルに起因するものだと明らかにした。また、ハミルトンが完全に無傷であることも確認している。
「ルイスは、リヤブレーキのプレッシャーを失った。だが彼は、フロントブレーキで減速することができた。ただ、バリヤへの接触を避けることはできなかったようだ」
メルセデスは、前日のテスト初日にも電気系のトラブルに見舞われ、予定より早くテストを打ち切っている。