2014年F1第10戦ドイツGPの公式予選Q1は、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。各車のタイムと順位は以下のとおり。
快晴のドライコンディションで迎えたドイツGPの予選。ノックアウト方式で行われる予選ファーストラウンドのQ1は現地時間14時から。セッション開始時の気温は32度、路面温度は55度を記録した。全車が出走するQ1は18分、セカンドラウンドのQ2に進めるのは上位16台までとなる。
セッションがスタートすると、多くのマシンがソフトタイヤでコースに向かうなか、ロータス、マルシャ、ザウバー、そしてケータハムを駆る小林可夢偉の7台が最初からスーパーソフトタイヤでアタックに入る。ここでまずはウイリアムズのバルテッリ・ボッタスが1分18秒215でトップに立ち、2番手にルイス・ハミルトン、3番手にフェリペ・マッサ、以下フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテルと続く。
しかし、残り7分となったところでメルセデスのハミルトンが13コーナーでコースオフを喫しバリヤに激しくクラッシュ、セッションは赤旗中断となってしまう。「ブレーキがきかなかった」と言うハミルトンはかなりの衝撃を受けた様子だったが、なんとか無事にマシンを降りている。
セッション再開後、それまでソフトタイヤのアタックをミスしていたニコ・ロズベルグがスーパーソフトでベストタイムを塗り替え、21番手から一気にトップへ浮上、そのままQ1トップ通過を決める。
その後、ライバルもスーパーソフトに履き替え、2番手にダニエル・リカルド、3番手
ベッテル、以下マッサ、ケビン・マグヌッセンとポジションが変わる。ハミルトンは12番手でQ2進出を果たすも、セッション続行は不可能となり、予選16番手となることが決まった。
Q1ノックアウトはマルシャとケータハム、そしてザウバーのエイドリアン・スーティル、ロータスのパストール・マルドナドの6台。なおケータハムのマーカス・エリクソンはマシントラブルでセッションを走ることができなかった。