2013年F1第14戦韓国GPのフリー走行2回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムをマークし、初日をトップで終えた。
朝のFP1に続き、ドライコンディションで迎えた午後のFP2。セッション開始14時の気温は24度、路面温度は35度を記録した。FP1でリザーブドライバーを起用したフォース・インディアとマルシャは、今セッションからポール・ディ・レスタとジュール・ビアンキがそれぞれ復帰。また、FP1の最後に大きなクラッシュを喫したロータスのキミ・ライコネンも、スタート時こそマシンの修復が間に合わなかったが、開始20分前には早くも合流を果たした。
セッションは、序盤から各車ミディアムタイヤで続々とタイム計測に入っていくなか、レッドブルとメルセデス勢がFP1と同様に走り出しから好タイムを記録。まずはメルセデスのハミルトンが1分39秒510でリードを奪うと、2、3番手にマーク・ウエーバーとセバスチャン・ベッテル、4番手ニコ・ロズベルグもトップからコンマ2秒の僅差で続いた。
この4台は、スーパーソフトを履いた中盤以降も再び上位タイムを記録。ハミルトンが1分38秒673でトップに返り咲くと、チームメイトのロズベルグも2番手で続き、シルバーアローが一旦トップ2を独占する。レッドブルはウエーバーが3番手、ミディアムで長めに周回を重ねたベッテルはセッション終盤を前にスーパーソフトで2番手タイムを記録し、メルセデスの2台に割って入った。
一方でフェラーリ勢はフェリペ・マッサが5番手につけたが4番手ウエーバーとの差はコンマ3秒と上位2チームからは若干離されるかたちに。フェルナンド・アロンソも7番手タイムに留まりチームメイトの後塵を拝する結果となった。
その後、セッション終盤はいつも通り、各チームがロングランのプログラムに移行し、上位のタイム変動もなく終了。なお、ロングランではハミルトン、ウエーバー、マッサが主にミディアムで走行。ロズベルグ、ベッテル、アロンソはスーパーソフトを装着し、決勝に向けた作業を進めている。
なお、クラッシュの影響が心配されたライコネンはトータル33周を走破し8番手。マクラーレンはジェンソン・バトンが9番手につけ、フォース・インディアの2台が続いた。