ルイス・ハミルトンとマクラーレン・メルセデス・チームが、トヨタのヤルノ・トゥルーリのオーバーテイクに関して虚偽の説明をしていたことが明らかになったことで、ハミルトンは、オーストラリアGP失格に加えて、さらなる厳罰を科せられる可能性が出てきた。
オーストラリアGPの一件に関し、セパンでスチュワードによる2度目の審問が行われた結果、ハミルトンは3位を剥奪された。FIAのスポークスマンは、次のようなコメントを発表している。
「本件の重大性を考えると、現時点ではさらなる措置を取る可能性を否定できない」
FIAの世界モータースポーツ評議会 (WMSC)による“さらなる措置”にはふたつの選択しか考えられないといわれている。つまり、今後の1戦あるいは何戦かの出場停止、もしくは世界選手権からの除外である。
ハミルトンとマクラーレンは、オーストラリア決勝終盤のトゥルーリの追い抜きに関し、“故意にスチュワードを欺くような証拠を提出し、本件の処理を損なう行動”を行ったとして、国際スポーツ法典第151c条に違反したと見なされた。この条項は“競技の公正または自動車スポーツの利益を阻害する性質を有する詐欺行為または不正行為”に関するもので、その罰則は戒告から世界選手権からの除外まで多岐にわたる。
F1 ニュース
ハミルトンにさらなる厳罰? 出場停止、選手権除外の可能性も
