2013年F1第14戦韓国GPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今シーズン6度目のポールポジションを獲得した。
セカンドラウンドのQ2でマクラーレンの2台が敗退、代わってザウバー勢が揃ってQ3入りを果たした韓国GPの予選。しかし、ポールポジションを懸けた争いは、予想通りレッドブルvsメルセデスという構図となった。
10分のQ3バトルがスタートすると、まずはファーストアタックでマーク・ウエーバーがトップに立つが、チームメイトに続いたベッテルがウエーバーを約コンマ2秒上回る1分37秒202を記録する。
一方のメルセデス勢は最初の計測で3番手につけたルイス・ハミルトンがセッション終盤のラストアタックでベッテルのタイムに挑むも、やはりコンマ2秒届かず2番手止まり。これを見たベッテルはラストアタックを途中で切り上げる余裕で今シーズン6度目、通算42回目となるポールポジションを決めた。
3番手につけたウエーバーは、前戦に受けたペナルティで10グリッドダウンになるため、明日の決勝は13番手からのスタート。代わって決勝の3番グリッドを得たのは、メルセデスのニコ・ロズベルグを上回る走りを見せたロータスのロメイン・グロージャンのものとなった。
フェラーリ勢は、フェルナンド・アロンソが6番手、フェリペ・マッサも7番手と奮わず。Q3進出のザウバー勢はニコ・ヒュルケンベルグが8番手、エステバン・グティエレス9番手と上位争いに絡むことはできなかったが、ヒュルケンベルグがセクター1で速さを見せるなど、印象深いパフォーマンスを披露した。