2011年F1第11戦ハンガリーGPが現地時間29日に当地のハンガロリンクで幕を明け、午前10時から行われたフリー走行1回目はマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップにつけた。
曇り空のもと、気温19度、路面温度21度というコンディションで始まったフリー走行1回目。路面は前日に降った雨の影響でところどころ湿った部分が残るものの、全体的にはほぼドライの状態で行われた。タイヤサプライヤーのピレリは低速サーキットのハンガロリンク(全長4.381km)にソフト(イエロー:プライム)とスーパーソフト(レッド:オプション)という柔らかいコンパウンドのタイヤ2種類を持ち込んでいる。
このセッションには、ロータス・ルノーGPからブルーノ・セナが出場。セナはニック・ハイドフェルド、フォース・インディアから出場のニコ・ヒュルケンベルグはエイドリアン・スーティルの代わりを務めた。
90分の金曜フリー走行1回目でトップにつけたのはマクラーレンのハミルトンで、セッション残り20分のところで1分23秒350をマーク。2番手にはレッドブルのセバスチャン・ベッテル、3番手にフェラーリのフェルナンド・アロンソがつけた。
4番手のマーク・ウエーバー(レッドブル)はハミルトンのトップタイムとほぼ時を同じくしてコース上でスピン。ウエーバーはターン8の立ち上がりでアウト側の縁石に乗ってコントロールを失うと、スピンしながらイン側のウォールにフロントノーズをぶつけ、ノーズとタイヤにダメージを負った。
5番手以下はジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、ミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)と上位勢が並び、ザウバー勢もセルジオ・ペレスが9番手、小林可夢偉はペレスのコンマ5秒落ちのタイムで11番手につけた。
ロータス・ルノーGPのセナは、同じマシンを駆る10番手のビタリー・ペトロフからコンマ8秒遅れとなる1分25秒855で15番手となっている。