DTMドイツツーリングカー選手権のタイヤサプライヤーを務めるハンコックは、ラウジッツリンク戦後にタイヤを分析した結果、タイヤ重量の中央値にばらつきがあったとして、生産手順を見直したことを明らかにした。

 5月にホッケンハイムで開幕した今季のDTMでは、昨年まで導入されていたオプションタイヤが廃止となり、週末を通して1種類のタイヤ(ウエットを除く)で争われている。ただ、開幕2ラウンドはアウディ勢が連勝。5月末のラウジッツリンク戦終了後には、BMW、そしてメルセデスの両陣営から、タイヤパフォーマンスに関する疑問が提示され、その後予定されていた2日間のテストも延期されていた。

 また、複数のチームからタイヤに関して「経験とはハンドリング特性が異なっていた」との声が上がっていたことから、DTMはハンコックに対して「詳細な分析と迅速な説明」を要求していた。

 ハンコックはこれを受けた調査の結果を発表。すべてのタイヤはハンコックのデザインガイドラインに従っていたものの、最新生産分の重量の中央値が、規定の上限に近かったのだという。一方、以前の生産分については、重量の中央値が規定の下限に近かった。ハンコックはこのばらつきについて、双方ともにDTMの規定の範囲内だとしながらも、パフォーマンスの違いにつながりうるとした。なお、DTMのタイヤは、各レースごとにくじで割り当てられることになっている。

 ハンコックはこの調査結果を受けて、ばらつきを排除するためにタイヤの製造過程に新たな装置を導入。この新たな手順で生産されたタイヤは今週末のノリスリンク戦から導入されることになる。

 ちなみに、延期されていたテストは先週ラウジッツリンクで実施。3メーカーともに参加している。

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