2014 スペイングランプリ フリー走行
シーズン中でも屈指のタフなサーキットで、
タイヤの摩耗とデグラデーションは想定の範囲内
ハードとミディアム間の性能差は、ラップあたり1.0〜1.2秒
持ち込むタイヤの数はピレリのグランプリ史上最多
2014年5月9日、バルセロナ
ピレリのP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムコンパウンドは、タイヤに非常に大きな負荷を課すシーズン中でも屈指の厳しいサーキットで期待通りの性能を示しました。午後に行われたフリー走行2回目(FP2)の路面温度は、午前中のフリー走行1回目(FP1)時のほぼ2倍となりましたが、タイヤにさらなる負荷を課す空力のアップグレードを導入したチームも見られた中、摩耗とデグラデーションは想定の範囲内でした。
各ドライバーは、FP1ではハードタイヤのみを使用し、FP2の中盤からミディアムタイヤへ移行して燃料搭載量を変えながら予選と決勝のシミュレーションを行うという通常通りのパターンとなりました。
今週末、ピレリは過去最大規模のタイヤをグランプリに持ち込みます。バルセロナでGP3の開幕戦とGP2の第2戦が開催されるため、ピレリは、予備のタイヤを含めて、スペインに合計3224本のタイヤを持ち込みました。その内訳は、F1(22台のマシン)用に1848本、GP2(26台のマシン)用に728本、GP3(27台のマシン)用に648本となっています。過去最大規模になった主な理由は、今シーズンのF1におけるタイヤ供給量が増加したためです。
比較として、ピレリがFormula Oneに復帰した2011年、現在よりも2台多いF1マシンがグリッド上に並んでいたにも関わらず、ピレリがスペインに持ち込んだタイヤ総数は3056本でした。今回、ピレリモーターホームが2014年初登場ということもあり、14台のピレリトラックによるバルセロナへの輸送が行われました。
ポール・ヘンベリーのコメント:
「バルセロナでは、特に左フロントタイヤが酷使されますが、摩耗とデグラデーションは想定の範囲内でした。したがって、決勝では、大半のドライバーが多くとも3回のピットストップになると思います。今年はバルセロナでプレシーズンテストが行われなかったため、各チームは、今日のフリー走行を通して、2014年型マシンを高負荷のサーキット用に調整していました。ラバーが乗るにつれて、ラップタイムはさらに速くなるでしょう。バルセロナでは多くのサポートレースが開催されるので、路面の改善が大幅に進んで、週末を通してタイヤの摩耗に影響を及ぼすでしょう。さて、我々のグランプリ史上最大規模のタイヤ供給数3224本という数字は、ファンがより多くのすばらしい走行を見ることができるようサポートする我々のFormula Oneに対するコミットメントを裏付けています」
FP1
1/ハミルトン(メルセデス)1分27秒023/ハード中古
2/バトン(マクラーレン)1分27秒891/ハード中古
3/リカルド(レッドブル)1分27秒973/ハード新品
FP2
1/ハミルトン(メルセデス)1分25秒524/ミディアム新品
2/ロズベルグ(メルセデス)1分25秒973/ミディアム新品
3/リカルド(レッドブル)1分26秒509/ミディアム新品
本日の統計:
走行距離 *
ハード/1,722
ミディアム/3,490
使用セット数 **
ハード/21
ミディアム/64
最多ラップ **
ハード/28
ミディアム/29
*本日のFP1とFP2での全ドライバーによる総走行距離(km)
**コンパウンド毎の全ドライバー統計
今日の豆知識:
フリー走行でも示される通り、バルセロナでは燃料搭載量がラップタイムに大きな影響を及ぼします。概算では、10kgの燃料消費ごとにラップタイムが0.35秒速くなります。
