FIA会長マックス・モズレーは、バジェットキャップ規則において妥協する用意があると認め、2010年F1エントリーが締め切られる29日までにチーム側との間で合意に達することができるだろうと自信を見せた。

 水曜にフォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)が会合を行い、エントリー申請を行ったウイリアムズを一時メンバーから除外する決定を下しているものの、この論争の解決は近いと考えられている。
 ブラウンGPとフォース・インディアは、決着の形がどうであれ、金曜にエントリーを申請するものと見られている。一方で、マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュとメルセデス・ベンツ・モータースポーツのバイスプレジデント、ノルベルト・ハウグの尽力により、FOTAとモズレーは合意に達することができる見込みであるようだ。2010年には1億ユーロの制限額とし、翌年はモズレーが求める4,500万ユーロに減らすというのが、取り決めの軸となると見られている。

「私は妥協する用意がある」とモズレーはイタリアのガゼット・デロ・スポルトに対してコメントしている。
「しかし小規模チームと新規チームが、大幅に低い予算で、他にそれほど速さで引けをとらないように戦える条件でなければならない。解決法についてはとても楽観的に考えている。大手チームと小規模チームの利益は全く異なるものであるが、我々は全員を守らなければならない」
「フェラーリが金曜にエントリーするか? 私はすると思う。楽観的に考えているよ。フェラーリはF1にとって非常に重要な存在であるが、F1もまたフェラーリにとって非常に重要な存在なのだ」

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