2009年のF1ワールドチャンピオンに決まったばかりのジェンソン・バトンだが、イギリスのいくつかの新聞が2010年にはブラウンGPを離れ、マクラーレンかトヨタに移籍するのではないかと報じている。
バトンは念願のワールドチャンピオンを獲得したものの、2010年に向けてはブラウンGPと金額面で折り合いがつかず、チーム側が提示した額とバトン本人が希望している額に大きな隔たりがあると報じられている。
そんな状況の中、イギリスのデイリー・メール紙は、マクラーレンには「2009年のワールドチャンピオンであるバトンと、08年のチャンピオンであるルイス・ハミルトンを組ませる『イギリスドリームチーム』の秘密の計画がある」と報じている。
この中でマクラーレンのボス、マーティン・ウィットマーシュは「我々はすでに何人かのドライバーと話をしている。しかし、ここでそれ以上のことを話すのは的確ではないだろう。我々は常に雇用することが可能なふたりの最高のドライバーを雇うだけだ」と語っている。
一方、ロンドンのイブニング・スタンダード紙は23日に、バトンがトヨタとも交渉していると報じている。トヨタのジョン・ハウエットは「すでに決まっているようで決まっていないドライバーが何人かいる。我々はドライバーマーケットで何が起きているか見定めているところだ」と語る。
この2チームはいずれもフェラーリから移籍することになったキミ・ライコネンとも交渉していると言われており、バトン、ライコネンのふたりの動向が今後のドライバーマーケットのカギを握ることになりそうだ。
