マクラーレンのジェンソン・バトンは、オーストラリアGPにおいてコーナーをショートカットしてフェリペ・マッサの前に出ながら順位をすぐに戻さなかったのはチームの指示だったと述べた。バトンはまた、フェラーリは自分にドライブスルーペナルティを科されるようにマッサをすぐさまピットインさせたのかもしれないとも示唆している。

 バトンはレース序盤にマッサのすぐ後ろを走行し続けたものの、オーバーテイクすることができなかった。バトンはマッサに仕掛けた際にコースオフ、しかし彼はそのままマッサの前に出た。これはレギュレーション違反であり、すぐさまマッサを前に出さなければペナルティが科されるのは明らかだったものの、バトンはそのまま走り続けた。
 そのためスチュワードは審議に入ったが、その間にマッサはピットに入ったため、バトンはマッサにポジションを返すことができなくなり、スチュワードはバトンにドライブスルーペナルティを科した。

「彼(マッサ)はすごく遅かったけれど、ものすごくオーバーテイクするのが難しかった。ブロックがとてもうまかったんだ」とバトンが報道陣に語ったとplanetF1.comが伝えている。
「でもおかげで僕らふたりともペースが大幅に落ちてしまった。ターン11か12で彼にオーバーテイクを仕掛けた。そしたら彼はコーナーに深く切り込んできた」
「彼は僕を押しだした。そのために僕はコーナーを回ることができずにカットした。コーナーに入る前には僕の方が前に出ていたんだ。あれ以外どうすることもできなかった」
「チームは『今の位置をキープしろ。スチュワードの意見を待とう』と言った。でもフェラーリは状況を見てすぐにマッサをピットインさせた。そのすぐ後にドライブスルーペナルティが出た」
「あれが故意かどうか分からない。でも僕はドライブスルーペナルティを受け、後方から挽回しなければならなくなった。楽しかったけれど、後方に沈んだのはすごく悔しい。ペースがかなりよかっただけにね」

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