ヨーロッパGPで久々のF1参戦となるフェラリーのルカ・バドエルはチェッカーフラッグを受けることが目標だとし、それ以上のプレッシャーを自身にかけないようにしているという。

 ハンガリーGPで負傷したフェリペ・マッサの代役として出走予定だったミハエル・シューマッハーがレース距離の走行に耐えられないとして、GP出場を取り止めた。そこで起用されたのがフェラーリのテストドライバーであるベテランのバドエル。
 バドエルが最後にGPを戦ったのは1999年。93年に国際F3000のタイトルを獲得した彼は期待されてF1へとやってきたが、スクーデリア・イタリア、ミナルディ、フォルティ・コルセと弱小チームを渡り歩き、苦しいシーズンを送ってきた。

 ヨーローッパGPに先がけてプロモーション撮影のためにF60を200kmばかり走らせた後にバドエルは「いい感触だ。ただ、バレンシアでの週末には、難作業が待ち受けている。最初のレースは自分の体をF1のレースウイークのリズムにあわせるための手助けとなりそうだ。目標はレースを終えること以外には定めてないよ」とコメントしている。

「地元の人たちはフェラーリからフェリペの代役となるという発表があった時、2日間も祝い続けてくれたんだ。とてもうれしいし、応援してくれるファンに感謝をしたい」と語るバドエルは、バレンシアでのシューマッハーのサポートに安心するとともに、チームメイトのキミ・ライコネンと協力してレースを戦っていくとしている。

「彼(ライコネン)とはいい関係だよ。チームメイトとして互いにいい仕事ができると確信している。そして、ミハエルがチームと一緒に(バレンシアに)いることはありがたい。彼はきっと、自分に必要なアドバイスをしてくれるはずだ」
「彼がレースに出ようとトレーニングを積んでいた時も、一緒に体を鍛えていたし、いろいろと話し合ってもいたんだ。だから、彼が出場を断念した時は、どれだけレースに出たがっていたかを知っていたから、本当に残念に思ったよ。でも、今度は自分が夢をかなえる番だ。僕は彼の友人であり、彼の崇拝者でファンなんだ」

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