ルーベンス・バリチェロは、ウイリアムズにはチームを立て直す力があるリーダーがいないと認めるとともに、自分は顔が広いため、他のチームからスタッフを引き抜いてくることもできると述べた。

 今季不調なシーズンを送っているウイリアムズは、テクニカル部門の組織改変を行うことを発表、今季末をもってテクニカルディレクターのサム・マイケルがチームを離脱することが明らかになった。代わってマイク・コフランがチーフエンジニアとして加入することが決まっている。

 バリチェロは変化を歓迎すると述べる一方で、ウイリアムズにはリーダーが必要であることも認めた。
「僕らにはまだ足りないものがある」とバリチェロ。
「問題に取り組む必要がある。僕らにはリーダーが必要だ」
「大勢の人々がそれぞれの意見を言おうとしているが、結局は論点がずれている。皆、自分の仕事に集中すべきだ」
「サムは少し落ち着き、リラックスしているように見える。できるだけ早く、マシンを向上させるためのものを用意する必要がある」

 バリチェロは、キャリアが長い自分なら、他のチームから有能なスタッフを引っ張ってくることができると考えている。
「僕は、他のチームを見て、もっとチームに人をつれてくることができると思う。僕はキャリアの長さではトップ10に入るぐらいだから、何人か知っている人たちもいるし、彼らに声をかけることができる」
「エンジニアリング面は問題ない。でもマシンを開発し問題を解決することに集中する必要がある。僕らは開幕戦からKERSのトラブルを抱え、天候にもよるけれど、いまだにそのトラブルを引きずっているんだ」

 バリチェロは、チームには持ち直すための時間はまだあると信じているものの、皆がそれを目指して必死に努力する必要があると述べた。
「僕はたぶんパドックの中で一番楽観的な人間だ。いつも変化を求めている。今僕がミーティングでチームに言ったのは、よく人が世界に向けて発するメッセージみたいなことだ。『この状況から抜け出すために全員がそれぞれ自分の仕事に取り組む必要がある』と言った」
「今の段階で、ウイリアムズは終わったというのは簡単だ。でもひとりひとりが自分の仕事をあともう少し頑張ったら、皆がより一層よくなるだろう。僕らにはそれが必要なんだ。マシンの状態がこれほどひどい時なのだから」

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