ルーベンス・バリチェロが、ウイリアムズの今季シートを失うことは、チームプリンシパルのフランク・ウイリアムズから直接聞いたと語った。また、自分の後任となったブルーノ・セナはこれからも友人であり、応援すると述べている。
今年40歳になるバリチェロだが、F1でのパフォーマンスもモチベーションも全く衰えておらず、2012年もウイリアムズに残留することを強く希望していた。しかしウイリアムズは財政的に苦しい状態にあり、スポンサーマネーをより多く持ち込めるドライバーを求めていたといわれている。
YallaF1によると、バリチェロは約500万ドルの資金を集めたが、彼の後任に決定したブルーノ・セナは1,260万ドルの資金を持ち込むものと推測されているという。
ブラジル人ジャーナリストのリビオ・オリチオに対してバリチェロは次のようにコメントしたという。
「フランク・ウイリアムズから僕に直接電話があった。彼はまず、『いいニュースを伝えることができない』と言い、他のドライバーと契約することを決めたと言った。彼はプロなので、そのドライバーが誰なのかは明かさなかった。その日のうちに、彼らはブルーノとの契約を発表した」
「BMC(ブラジル・マシーナリー)のスポンサーシップもあり、残留できると大きな期待を抱いていた。それに、サラリーは結果に基づいて支払ってもらうという形に契約を変更する用意もあった」
「彼らは財政的に必要な額をカバーできる契約を選ばざるをえなかった。それは理解できる。決定は完全に財政的な条件のみに基づいたものであり、ドライバーの優劣ではない」
「この困難な状況の中で、彼らがマシンをどう開発していくかだね。ブルーノ・セナとパストール・マルドナドはチームを助けて必死に働かなければならないだろう。問題は彼らには経験がないということだ。皆がとても苦労するだろう」
バリチェロは、ドライバー発表の当日にセナから電話があったことを明かした。
「彼はとても優しかったが、気まずそうだった。僕は彼に、友達なんだからそういうのはやめてくれ、と言った。これはウイリアムズとの問題であり、彼との問題ではないんだから、とね」
「いいニュースは、ひとつのシートをふたりのブラジル人が争ったために、ブラジル人ドライバーひとりはグリッドに残れたことだ」
「僕らはこれからも友達だ。何も変わらない。これからはブルーノを応援するよ。チームは昨年僕が乗ったマシンよりも今年はいいマシンを作るだろうから、ブルーノのためによかったと思う。資金さえあれば、ウイリアムズは向上できる。開発の方向性を決定づけるためのドライバーの仕事が重要だ。エンジニアたちと話をした限りでは、新車のテストにおいて大きな進歩が見られると彼らはほのめかしていた」
一方バリチェロは、チームのチェアマンであるアダム・パーからはいまだに連絡がないと述べている。
