25日、スペインのカタルニア・サーキットで行われている第1回F1合同テスト4日目最終日は、フェラーリを駆るキミ・ライコネンが午前中のトップタイムをマークした。
ライコネンは朝のセッションで58周を記録するなか、ピレリのウルトラソフトタイヤで1分23秒477というベストタイムをマークした。ただし、2日目に同じウルトラソフトを履いたベッテルの1分22秒台からはコンマ6秒の遅れとなっている。
2番手はソフトタイヤで1分25秒台をマークしたルノーのケビン・マグヌッセンで、以下ミディアムタイヤのマックス・フェルスタッペンとダニール・クビアトが3番手と4番手。ソフトタイヤのフェリペ・ナッセを挟み、99周を走ったルイス・ハミルトンが6番手につけている。
この日、ハミルトンがドライブしたメルセデスW07には“革新的”な新型ノーズがお目見え。チームが“ブルース”と名付けた新しいノーズにはSダクトが設けられているほか、ウイングステーの位置も変更。また、サスペンションマウントの位置からもノーズ自体が若干高められている。
一方、前日トラブルに見舞われたマクラーレン・ホンダはこの日も冷却水漏れなどでセッションの大半を修復作業に費やし、周回数は開始早々に記録した3周だけ。タイムは記録できていない。