2008年の全日本F3王者カルロ・バン・ダムが、オランダのPSVアイントオーフェンからスーパーリーグ・フォーミュラの終盤3戦に出場することとなった。
昨年の全日本F3で国本京佑を下しチャンピオンを獲得、終盤戦のスーパーGTにはクスコDUNLOPスバルインプレッサを駆って参戦するなど、日本で印象深い走りをみせていたバン・ダムは、今季はヨーロッパに戻りユーロF3に挑戦するも途中でシートを失い、スパ24時間などに参戦していた。
今季はこれまでドミニク・ムエルマンスをドライバーとして起用していたPSVアイントオーフェンは、サッカーではオランダ・エールディビジに所属。オランダの三大クラブチームとして有名な強豪チームだ。今回、バン・ダムはPSVの本拠地、フィリップス・スタジアムでカーナンバーと同じ5番のユニフォームを受け取り、ドライバーとして迎えられた。
「チャンピオンシップシーズンの途中から加入することは簡単な事じゃないけれど、素晴らしいシリーズだし、PSVチームはとても組織的な印象を受けた」とバン・ダム。「残りのレースでなんとかいいリザルトを残して、チームのチャンピオンシップにおける順位を少しでも上げたい。ベストを尽くすよ」
スーパーリーグ・フォーミュラには2日、元トロロッソのF1ドライバー、セバスチャン・ブルデーもセビージャFCから参戦が決まるなど、ドライバーの争いも激しくなっている。バン・ダムは「もちろん、表彰台を獲得できることを願っている。でも、僕は新しいシリーズに参戦する訳だし、最初のイベントになるポルトガルはすべてが新たな挑戦になると思う」と語っている。
