バーニー・エクレストンは、規則違反が疑われているタイヤテストの一件において非があるのはメルセデスであり、ピレリは全く悪いことはしていないと発言した。
スペインGPの後にメルセデスは今年型のマシンを使ってタイヤテストを行った。それが明るみに出て、シーズン中のテストに現行車を使用するのはレギュレーション違反であるとして他チームから抗議が提出され、この問題は国際法廷に裁定を委ねられることになった。
この問題についてSPEED.comのインタビューに対してエクレストンは、ピレリは悪くないと強調、メルセデスは規則違反が疑われるテストを行うことを避けるべきだったと語った。
「当然、ピレリは正しいことをしている。彼らはタイヤの問題を解決できずにいるが、行われるべきテストがきちんと行われていれば、このような問題を抱えずに済んだだろう。彼らが今の問題に直面している唯一の理由は、適切なテストの機会がないことだ」
「不満を言っている人間もいるが、やるべきことは、テストをしてこの問題を解決することであるのは明らかだ」
ピレリに何か非があると思うかと聞かれたエクレストンは「全くそうは思わない」と答えた。
「たとえば未婚の少女には『ノー』と言う権利がある。メルセデスはその立場にあったと言わざるをえない」
メルセデスのテストに抗議を行ったレッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、問題は2013年のマシンを使用したことであると強調している。
「この問題はピレリとは全く関係ない。ピレリがテストをしたいと思う気持ちは非常によく分かる」
「(テストで)規則に従うクルマを使用するのはエントラントの責任だ」
この問題に関する国際法廷の審問は6月20日に開催される。