F1のボス、バーニー・エクレストンが、今年の日本グランプリは予定通り開催されると訴えた。
10月のF1日本グランプリを巡っては、福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染がチームやドライバーらの日本行きを思いとどまらせるとの懸念がある。
The F1 Timesは2輪のMotoGPライダー、ケーシー・ストーナーとホルヘ・ロレンツォが、10月に開催されるMotoGP第15戦の日本ラウンドに参戦しないことを表明したと報じている。
このレースは、放射能の濃度が人体に有害な影響を与えないと予想される栃木県の茂木で開催されるが、ここは原発からちょうど100km離れた場所にあるため、これがF1の舞台となる鈴鹿サーキットにも飛び火したかたちだ。三重県にある鈴鹿サーキットは、福島原発のある地域からはるかに遠い。
ニュルブルクリンクで小林可夢偉と席を共にしたエクレストンは、この件について「通常通りに開催される」とコメント。「人々が安全でないなら、全員にそこに行くようには頼まないだろう」と語った。
また、鈴鹿サーキットのスポークスマンも、海外から訪れる人々に健康上のリスクはないと述べている。