F1第3戦バーレーンGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、決勝の戦いを語った。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「信じられないような一日になったね。今夜のレースは本当にタフだったから、最後に優勝をつかむことができて喜んでいる。こんなレースをしたのは久しぶりだよ! 今週末は最初は好調だったけれど、予選でも決勝でも僕のペースは最高といえるものではなかった。いいスタートをする必要があることは分かっていたし、1コーナーにトップで入ることが今日のレースの重要な要素となった。その後はすごい戦いになった。ニコ(・ロズベルグ)は最高の走りをした。正直言って、今日はペースでは彼の方が勝っていたけれど、なんとか押さえ切ることができた。セーフティカーが出動した時、ニコがオプションタイヤに換えて速さを発揮するだろうことは分かっていた。彼の前のポジションを守り続けるのは本当に難しく、無事フィニッシュした時には本当にほっとした。チームメイトと戦っていると、プレッシャーは本当に大きいし、ふたりともチームと選手権のためにきちんとフィニッシュしなければならないことは分かっていた。チームが僕らが戦うことを許してくれた。今夜のショーをファンの皆も楽しんでくれたんじゃないかな。チーム全員、特にレース中ずっと情報を伝えてくれたエンジニアたちに心から感謝したい。それから懸命に努力してくれているサーキットのスタッフ、ファクトリーのスタッフにお礼を言いたい。今回も1‐2フィニッシュができて最高の結果だ。今日僕はF1での24勝目を達成し、(ファン・マヌエル・)ファンジオに並ぶことができた。とても誇りに思う。彼はF1の歴史の中で最も偉大なレーサーのひとりだからね」
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「今夜、ルイス(・ハミルトン)とは素晴らしいバトルをした。こういうレースをするために僕はF1にいるんだ。今日のようなレースが大好きだよ。もちろん結局2位だったことにはものすごくがっかりしている。でも僕は全力を尽くした。それでも僕にとって物事がうまくいかなかった。ルイスは本当にうまくポジションを守った。僕が何とか前に出ても、ミラーに映らず、彼が見えなかった。僕らの戦略はよかったと思う。最初のスティントの後で戦略を変えたが、それは僕がチームと一緒に決めた。その戦略では少し遅くなったが、終盤オプションタイヤを履くことでルイスに追いつく最大のチャンスを得られた。でもプライムとオプションのタイム差は予想していたほど大きくなくて、そのために彼を抜くことができなかった。ポジティブな要素は、今日はF1にとって素晴らしい一日だったということだ。今日の決勝は最高のショーだったし、僕らの新しいテクノロジーへの批判が間違っていることを証明できたんじゃないかな。中国のレースが待ちきれない。次こそは表彰台の最上段に乗りたいね」
セルジオ・ペレス 決勝=3位
「表彰台に立てたのは素晴らしい成果だし、僕のキャリアの中で最高に特別な結果のひとつといえる。去年はとても厳しいシーズンを送っただけに、この結果によって自信を大きく高めることができる。それに僕が経験した中で最も激しい表彰台争いだった。最後の数周はとてもきつかったから、フィニッシュした瞬間は最高の気分だったよ。レッドブル勢が近づいてきているのを知っていたからペースを保たなければならなかったんだ。最終的にポジションを守り切り、このチームに来て3戦目でこれほど特別な結果を出せた。レースを通してチームメイトと素晴らしいバトルをした。最初のピットストップで彼に前に出られてしまったけれど、ポジションを取り戻すため、ひたすら自分の仕事に集中した。ウイリアムズと戦っている時に前に出ることができた。あれは重要な瞬間だった」
ダニエル・リカルド 決勝=4位
「エキサイティングで最高のレースだった。ファーストスティントは、前についていくようなレースだったが、セカンドスティント以降、レースはヒートアップし、上位でも後方でもたくさんのバトルが繰り広げられたね。自分もそこに加わることができてよかった。今日はあと一歩で表彰台だった。あとコンマ5秒だったから、僕としては精いっぱいのことができたと思う。レースが進行するにつれてマシンの状態がよくなっていった。うまく順位を上げていけたと満足しているし、いい一日だったよ。セバスチャン(・ベッテル)とバトルができて楽しかった。お互いにスペースを残し、激しいバトルでありながらフェアだった。ふたりともそれを望んでいたし、事前に話し合いも行っていた。僕らはレーサーだからバトルをしたいし、それが楽しいんだ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=5位
「チームにとって最高の一日になった。皆にとってよかったと、とても喜んでいる。チェコ(ペレス)とはとてもクリーンでフェアなバトルをした。表彰台争いをしているときには、全力を尽くしつつも常に一線を越えないようにしなければならない。楽しかったよ。レース終盤はきつかった。セーフティカーが出動した瞬間からフィニッシュまで、戦い続けなければならなかった。僕はチェコの後ろにいて、自分の方が速いと感じていたけれど、汚れた空気の中を走ったことで終盤苦しむことになった。(ダニエル・)リカルドを押さえ込もうと、やれるところまで踏ん張り、(セバスチャン・)ベッテルに対してはポジションを守り切った。チームにとって素晴らしい結果だ。僕らに戦闘力があるということを今回も示せた。この勢いを中国でも保てるといいね」
セバスチャン・ベッテル 決勝=6位
「忙しいレースだったね。セーフティカーが出た後の終盤は特に活気のあるレースになった。でもこれ以上順位を上げることができなくて残念だ。今日、ダニエル(・リカルド)はマシンのポテンシャルをもう少し引き出す余地があるということを証明してみせたけれど、僕はその域には達しなかった。だから自分の今日一日に満足してはいない。なぜか僕らはストレートでとても遅かった。メルセデスとの比較だけではなく、そう感じた。メルセデスの方が強力なパッケージを持っているから、僕らは向上のために努力しなければならない。今日ダニエルとはストレートに戦った。僕らは同じチームのメンバーとして協力してうまく働いているし、いい戦いもした。でももちろん僕はもっと上位でフィニッシュしたかった」
フェリペ・マッサ 決勝=7位
「最高のスタートを決めた。何のミスもなく、グリップもよく、すべてがうまくいった。いいポジションに上がって戦っていたけれど、残念ながらタイヤのデグラデーションが予想していたより悪かった。僕らの戦略においてセーフティカーの出動は不利だった。本来ならレッドブル勢の後ろではなくフォース・インディア勢のそばを走っていたはずだったから残念だ。それ以外はいいレースだった。いくつかいいバトルができたし、2台揃ってポイント圏内でフィニッシュできたのはとてもいいことだよ」
バルテッリ・ボッタス 決勝=8位
「スタートは大失敗で、それがレース戦略に影響した。ホイールスピンしすぎてスタートでいくつかポジションを落とした。がっかりだよ。レース中、タイヤに苦しんだ。予想していたより悪い状態だったんだ。ポジティブな要素は2台ともポイントを獲得できたことだ。でも僕らは常にさらに上を望んでいる。この調子で努力し続け、次のレースに期待する」
フェルナンド・アロンソ 決勝=9位
「僕らにとって困難なレースだった。このコースのロングストレートでは僕らの弱点が際立つため、ある程度予想はしていたが。予選Q3で僕のマシンに発生した問題をチームは見事に解決してくれたし、スタートと戦略は完璧だった。セーフティカーは僕らの有利に働き、いくつか順位を上げることができ、燃料もセーブできた。でも大きくリザルトを変えるにはそれでは不十分だった。僕らより上位の8台の方が優れた仕事をしたということだ。僕らは最善を尽くしたが、自分たちのパフォーマンスレベルに満足することはできない。昼も夜も休みなく働くことにすべての力を集中させていかなければならない。シーズンはまだ始まったばかりだ。挽回は可能だと思う。僕らには挽回するためのリソースもポテンシャルもある。やれるかどうかは自分たちにかかっている。っと立ち止まっているわけではないから、積極的に対処していく必要がある。僕らはクラッシュもなく何のトラブルもなかったのに9位と10位だった。つまり実力でこの位置だったということになる。この状況をできるだけ早く変えたい。テストで僕は2日間走る予定だ。状況が変わるまで休むつもりはない」
キミ・ライコネン 決勝=10位
「今日の結果にはとてもがっかりしている。予選結果から考えて、もっといい順位を期待していた。いいスタートができず、すぐにいくつかポジションを落とした。1周目に(ケビン・)マグヌッセンにヒットされた。幸いにもダメージはなかったけれど、その時点で順位を上げるのはかなり厳しくなっていた。エアロダウンフォースとストレートスピードが足りず、オーバーテイクが難しかったんだ。このコースは最初の2戦より僕らのマシンとの相性がよくないことも、メルセデスがとても速いことも分かっていた。メルセデスのパワーユニットを搭載したマシンにはストレートで簡単に抜かれてしまった。フォース・インディアがターン8出口で追いついてきたが、まるで別格の速さだった。驚いたよ。彼はピットレーンから出てきたばかりで、僕はわずか数周走ったタイヤだった。彼は簡単にインに入りこんで僕の前に出たんだ。でも、全体的にマシンのハンドリングは過去2戦より改善しているから、今後のレースに向けて自信を感じている。やるべきことは多い。次戦中国GPに向けて改善を図るため、週明けのテストを最大限に活用する」
