ルノーF1の元エグゼクティブディレクターオブエンジニアリング、パット・シモンズは、シンガポールゲートへの関与によって、2013年までF1で運営上の役割を担うことを禁止されているが、ウイリアムズのコンサルタントに就任するかもしれない。
昨年フラビオ・ブリアトーレとシモンズは、2008年シンガポールGPでの故意のクラッシュ事件に関与したとして、FIAから関連イベントへの関与を禁止する処分を下された。その後、ふたりはこれを不服としてパリの大審裁判所において異議を申し立て、処分取り消しを勝ち取った。この裁定を受け、FIAは上訴の手続きを進めていたが、後にFIAと上記ふたりは合意に達した。
ブリアトーレとシモンズは謝罪を行い、2012年末まではF1において運営上の仕事をすることが禁止され、FIA関連の他のレースに関しても2011年末まではこれが許されないが、その後の復帰は可能になった。
2012年末まで禁止されている職務にはコンサルタントの役割は含まれておらず、イタリアのアウトスプリント誌は、ウイリアムズが、2011年のマシンにシモンズの経験を役立てるため、彼を雇用したがっていると報じている。
一方、マクラーレンの元チーフエンジニア、パット・フライは、移籍先としてレッドブル・レーシング、メルセデスGP、フォース・インディア、スクーデリア・トロロッソが候補として報じられている。フライは長年務めたマクラーレンを最近離脱したことが明らかになった。
