DTMドイツツーリングカー選手権で、DTMメルセデスAMG Cクーペをドライブするゲイリー・パフェットは、現在DTMで採用されているピットウインドウのレギュレーションについて『作られたレース』となってしまっており、ペナルティを誘発する原因になっていると語っている。

 現在のDTMのスポーティングレギュレーションでは、レース中に必ず1回のピットストップを行う必要があり、より柔らかいオプションタイヤをレース距離の50%以内で使うことができる。しかし、このスポーティングレギュレーションは何戦かの好レースを演出しているものの、2005年王者のパフェットは狭いピットウインドウとオプションタイヤの使用は、多くのドライバーが同じピットタイミングで入ってしまうことになり、アンセーフ・リリースを引き起こしていると主張している。

「ニュルブルクリンクでは、オプションタイヤは1周あたり3秒速かった。必然的に全員が最大のラップ数でオプションを使いたいと思うだろう。結果、1周目のグリッドと、レース半分のグリッドがあるような感じなんだ」とパフェット。

「ピットレーンに他のクルマと同時に入って、タイムロスしたくはない。でも問題は、しかるべきタイミングで入らなければ、適正なタイヤを使えずタイムロスするんだ。レギュレーションによってこのタイミングを強いられるし、我々にとっても危険だし、ピットクルーのみんなにとっても危険だ」

 パフェットは、プライムタイヤを廃止し、ソフトタイヤを採用した上で、ピットイン義務をなくし自由なストラテジーを選択させるべきだと主張する。

「僕たちは作られたレースはやりたくないんだ。それは何年も思っていることだ」とパフェット。

「もしプライムタイヤだけのレースだったら、レース全体を走りきれるので、誰もがピットには入らないと思うんだ。ソフトタイヤだったら、ノリスリンクでもそうだったように1ストップになるだろう。誰にも公平だよ」

「ザントフールトでは2回ストップになると思う。だけど、そこには選択するチャンスがあるんだ。開かれた戦略を採用させるべきだよ。今はストラテジストが要らないんだ。彼らには仕事がないからね」

 この件についてパフェットは、先日設立されたDTMDA(DTMドライバーズ・アソシエイション)が役割を果たすだろうと語っている。組織はDTM参戦ドライバーが加入し、元DTMドライバーのマヌエル・ロイターが会長を務めている。

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