本日11月24日、火曜にパリで開催されるF1ストラテジーグループ・ミーティングの議題が明らかになってきている。英国オートスポーツによれば、最近話題となっている「クライアントエンジン」導入案も取り上げられる模様だ。

 2014シーズンから導入された現在のパワーユニットが発表された際にはカスタマーへの供給価格が2000万ユーロ(約26億円)ほどになると見込まれており、懸念材料となっていた。FIA会長のジャン・トッドは、この価格を1200万ユーロ(約16億円)まで削減する方針を打ち出した。しかし、これに対してフェラーリが拒否権を行使。その後、FIAとバーニー・エクレストンは「コース上で(現状のパワーユニットと)同等のパフォーマンスを保証する、より安価な代替案」を提案していた。この代替案に対する反応はまちまちで、トロロッソ代表フランツ・トストが構想を支持したのに対して、メルセデスのトト・ウォルフは同等のパフォーマンスを持たせることは不可能だと反論している。

 ミーティングでは、マノー・マルシャの人事も議題のひとつとなる。現在マノーは過渡期にあり、チーム代表のジョン・ブースとスポーティング・ディレクターのグレアム・ロードンがアブダビGP後に離脱し、元マクラーレンのデイブ・ライアンがレーシングディレクターとして就任することが確定している。

 また2017年の空力レギュレーションについても審議される。レッドブルが提案するボディ下のグラウンドエフェクト復活を含めて、多くのアイデアが話し合われる予定。さらには来季の空力マイナーチェンジ、タイヤテストやピレリ用のプロトタイプマシンをどうするか、なども議題に上がると考えられる。ピレリは2017年に向けて現在とは大きく異なるタイヤを開発する必要に迫られているが、テスト車両の確保が課題となっているためだ。

 これらの議題は12月の世界モータースポーツ評議会で承認を得るための前段階として、11月24日の午後に行われるF1コミッションへと持ち込まれる。

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