インディカー最終戦の多重クラッシュに巻き込まれ、病院に搬送されていたウィル・パワーが、その日のうちに退院したことが発表された。
この最終戦に逆転タイトルをかけていたパワーは、11周目に起きた多重クラッシュに巻き込まれた後、腰の痛みを訴えた。彼はその後、検査のために病院に搬送されたが、重大なケガは見つからなかったとして、退院を許されたという。
一方、同じくこのクラッシュに巻き込まれたピッパ・マンとJR.ヒルデブラントは、一晩経過を見るために入院することが明らかになっている。
ダン・ウェルドンが亡くなるというこの痛ましい事故は、ジェイムス・ヒンチクリフとウェイド・カニンガムの接触が引き金となって連鎖的に発生。ウェルドンの他にパワー、ピッパ・マン、JR.ヒルデブラント、ポール・トレイシー、バディ・ライス、アレックス・ロイド、E.J.ビソ、チャーリー・キンボール、トーマス・シェクター、ジェイ・ハワード、タウンゼント・ベル、ウェード・カニングハム、ジェームズ・ジェイクス、ヴィットール・メイラという15台ものマシンが巻き込まれた。
なお、日本人として唯一参戦している佐藤琢磨は、この中には含まれていない。